IMSグループ 医療法人財団 明倫会 明倫会東京大和病院

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リウマチ科

関節リウマチをはじめとするリウマチ性疾患および膠原病一般の診療を行っています。

多くの場合、手指や足・膝などの関節の痛み・腫れをきっかけに当科に受診され、これらの症状に対し診断・治療を行います。
関節リウマチは、長く関節痛がつづき、その後関節の変形をきたすために、生活の質を著しく低下させる病気です。しかし、できるだけ早期に診断し、治療を行うことで、病気の進行を抑えることが可能です。十分な問診・検査のもと、適切な診断・治療を行っていきます。

以下のような症状があれば、当科への受診をご検討ください。

  • 関節の痛みや腫れが続いて治らない
  • 筋肉が痛い
  • 朝起きたら手がこわばる
  • 眼や口が渇く
  • 紅斑が出て痛い

対象となる疾患

  • 関節リウマチ
  • 痛風・偽痛風
  • 脊椎関節炎
  • 膠原病(全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、強皮症、血管炎など)

関節リウマチ

関節リウマチとは、免疫の異常により関節に炎症が起こり、関節の痛みや腫れを生じる病気です。進行すると、骨や軟骨が破壊されることで、関節が変形し、日常生活に不自由を来してしまいます。また炎症は関節以外にも、肺などにもみられることがあります。さらに慢性的に全身性の炎症がつづくため、貧血や骨粗しょう症、動脈硬化の進行にも関与します。
早期診断と早期治療が、関節の破壊や身体機能の維持に重要です。近年様々な関節リウマチに対する治療薬が開発され、関節リウマチになってもこれまでの生活を維持できる方が多くなっています。そのためには、できるだけ早く専門医へ受診されることが望ましいです。

診断

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主な症状は、手足の指、手首などの関節の痛み、腫れ、朝のこわばりなどです。肘・肩・膝・足首などにもみられます。朝のこわばりは、数分程度は正常な方でもみられますが、30分以上続くような場合は、関節に炎症が起こっている可能性が高いです。

関節リウマチでは、手の指の第2関節(PIP関節)や第3関節(MCP関節)に痛みや腫れがでることが一般的です。全身倦怠感や微熱、体重減少などの全身症状がでることもあります。
診断には、問診・身体診察で、症状の期間および関節炎を起こしている関節の数・部位を評価し、血液検査およびレントゲン/MRIなどの画像検査を行うことで、総合的に判断します。

検査

血液検査では、リウマトイド因子(rheumatoid factor: RF)、抗環状シトルリン化ペプチド(cyclic citrullinated peptide:CCP)抗体などを検査します。これらの抗体が陽性の場合、関節リウマチの可能性が高くなります。RFは関節リウマチの方の約80%で陽性となりますが、その他の疾患でも陽性となることがあります。血液検査では、現在の炎症の程度や、関節リウマチ以外の原因の可能性などについても調べます。
画像検査では、レントゲン、関節エコー、MRIを用いて関節炎の評価を行います。また関節リウマチに合併した肺の病変の有無についても調べます。

治療

関節リウマチにおける異常な免疫反応を抑えるため、免疫の働きを抑えるもしくは調整する薬で治療します。
最も中心的な治療薬は、メトトレキサートです。世界中で最も広く使用され、高い有効性、継続率、骨破壊進行抑制効果や、生活の質、生命予後(寿命)の改善効果が示されています。服用方法は、週に1回、1-2日に分割して内服していただきます。また副作用予防のため、葉酸の内服を併用します。ただ効果の出現には1~3か月程度かかります。

関節炎に対しより有効性の高い治療薬として、生物学的製剤と呼ばれる注射薬があります。自己注射タイプと点滴タイプがありますが、当院では自己注射タイプで治療します。これらの薬はサイトカインという炎症を引き起こす分子などに特異的に作用します。また近年登場したJAK阻害薬という内服薬も、高い有効性が示されています。これらの薬剤はいずれも高い有効性がありますが、免疫を抑制する作用も強い薬です。
上記の薬剤以外にも、複数の経口投与の抗リウマチ薬があります。
患者様それぞれの年齢、健康状態、併存する疾患などを総合的に考慮し、治療薬の選択・用量の調整を行います。関節リウマチの治療薬は、様々な副作用がみられる場合があり、使用には十分な注意が必要です。治療の際には、薬それぞれの有効性・リスクなどについて、詳細にご説明させていただき、安心して治療に取り組んでいただけるように心掛けています。

休診・代診

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午後 木村 佳貴 〈休診〉

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