学会・研修
IFFS(International Federation of Fertility Societies、国際生殖医学会)2025が2025年4月26日から29日まで、東京国際フォーラムで開催されました。
本学会は70年以上の歴史を持つ国際学会で、100名以上の高名な医師が世界中から参加します。今回、26日に開催されたプレコングレスセッション(※1)で、腹腔鏡手術のレクチャーとハンズオンのコーディネーターを担当させて頂きました。
セッションの午前には深部子宮内膜症病巣除去術、卵巣チョコレート嚢胞摘出術、子宮筋腫核出術、卵管形成術、帝王切開瘢痕症候群修復術のレクチャーがあり、生殖医療において妊娠率改善に必須とされる腹腔鏡手術に必要な解剖や手技の詳細な解説がありました。また午後には、腹腔内臓器モデルを使用した腹腔鏡手術のハンズオンが行われました。
ハンズオンには国内外から多くの参加者が集い、剥離操作や縫合操作などの腹腔鏡手技に真摯に取り組む姿が印象的でした。
腹腔鏡手術は妊娠力改善に極めて効果的です。当院でも引き続き、最良の結果が出せるよう取り組んで行きたいと思います。
※1‥大会(コングレス)の前に行われる、関連する分野の専門家が集まって議論や発表を行うセッションのこと