お知らせ
念願の手術ロボットda vinci Xの最新バージョンが当院に導入され、2月4日に初めて使用しました。
当院は2012年の開設時にda vinci Siを導入し、ロボット支援手術を開始しました。以降、泌尿器科および婦人科において症例を重ねてまいりました。
当院は先日、累計500症例到達の記念品を製造元であるインテュイティヴ社から頂いたように、我が国でもロボット手術のフロントランナーの一員であったと自負しております。
しかし、導入当時から使用しているda vinci Siは、今ではいささか旧式なイメージを払拭できませんでしたが、この度、満を持してXの最新バージョンに入れ替えることになったのです。
da vinci Xは各アームがSiと比較して細く、アーム同士や助手の鉗子との干渉がおきにくく、操作性が格段に向上するとされてきましたが、特に今回導入した最新バージョンではインテュイティヴ社が自ら開発したda vinci 専門の電気メスジェネレーターを備え、設定モードが多彩なために手術野に応じた理想的な凝固・切開ができるようになりました。
そして何よりも、新装備のマクロモードにより、当院の仙骨腟固定術(RSC)で導入しているダブルバイポーラ法の切れ味が格段に向上しました。これらことから、この最新バージョンのda vinci Xにより、当院におけるロボット手術の手術時間の短縮や出血量の減少、患者さんの負担などが大いに期待できると思われ、今後の展開がとても楽しみです。