脳ドックを受けられる方へ

時間の30分前までに総合受付にお越しください。

※お時間に遅れてしまった場合、検査実施に通常よりお時間をいただく場合がございますのでご注意下さい。また、緊急の患者様がいらした場合には、順番が前後する場合がございます。

当日のお持物

• 脳ドック問診票
• 診療申込書
• 脳ドック注意事項兼同意書
• 診療情報提供書もしくは診断書(体内に金属又は精密機器がある方のみ)

頭部MRIの注意事項

• 金属類、精密機械等の検査室内への持ち込みは厳禁です。
• 取り外しができない金属類や精密機器を装着している方は、検査を行えない場合があります。
• 金属類、精密機器等の持ち込みを防ぐため、検査部位に関わらず更衣をしていただきますのでご協力下さい。
• 当日のメイクはお控え下さい。(メイク用品の成分によっては、装置との相互作用により火傷等を引き起こす恐れがございます)
• 刺青・タトゥー・ボディピアス等を入れられている方は、検査担当者にお申し出下さい。(顔料の成分、材質によっては、装置との相互作用により火傷等を引き起こす恐れがあります)。
• 保温下着(ヒートテック等)の着用は当日に限り、お控え下さい。

金属類、精密機器等を無断で検査室内に持ち込んだことにより生じた破損、データ消失等のトラブルの責任は負いかねます。また、持ち込みにより医療機器等に重大な損害を与えた場合、損害賠償の責任が生じる場合がございますのでご注意ください。

脳ドックで発見できるものは？

脳梗塞(のうこうそく)

脳の血管が詰まってしまうことにより引き起こされる病気です。脳梗塞には以下のような種類があります

• アテローム血栓性脳梗塞(あてろーむけっせんせいのうこうそく)
  脳や頸部の比較的太い血管の動脈硬化が、加齢、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙などを原因として、詰まってしまったり、血流が悪くなるなどして、そこにできた血の塊(血栓)がはがれて流れ、さらに先端の脳の血管の一部に詰まってしまう状態です。
• 心原性脳塞栓症(しんげんせいのうそくせんしょう)
  心房細動(しんぼうさいどう)や心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)、心筋梗塞(しんきんこうそく)などにより心臓の中に血の塊(血栓)ができ、それが脳にまで血流にのって流れ、脳内で詰まってしまった状態です。
• ラクナ梗塞(らくなこうそく)
  主に加齢や高血圧などが原因として、脳の奥深くにある直径が2分の1～3分の1mm程の細い血管が詰まってしまい、その結果、直径15mm以下の小さな脳梗塞ができた状態です。

脳出血(のうしゅっけつ)

脳内の血管が破れて、出血してしまう病気です。その原因の約7割は高血圧によるものとされています。

脳腫瘍(のうしゅよう)

体の他の部分にできたがんが転移してくる転移性(てんいせい)と、脳そのものから腫瘍ができる原発性(げんぱつせい)脳腫瘍に分類されます。

脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)

脳動脈の一部が瘤(コブ)状に膨らんだ状態です。脳動脈瘤ができただけでは症状は特に現れませんが、動脈瘤が破裂することによってクモ膜下出血を引き起こします。脳ドックでは、「未破裂動脈瘤(まだ破裂していないコブ)」が発見される場合があります。

脳萎縮(のういしゅく)

脳は年齢を重ねるとともに徐々に委縮しますが、年齢相応以上の萎縮が起きている場合には、その原因を詳しく検査を行って調べる必要があります。

こんな症状が出たらすぐににご受診を！

生活改善

脳ドックをご受診いただいた方へ

この度は当院の脳ドックをご受診いただき、誠にありがとうございました。今回の結果に基づきご自身の健康状態を把握し、今後の生活指針にお役立ていただければ幸いです。

尚、この度の脳ドックの結果をもとに(何らかの異常があった場合)当院脳神経外科での保険診療をご希望の方は、当院脳神経外科常勤医(同封の脳神経外科担当意表をご参照ください)でのご予約を承りますので、下記の電話番号までご連絡くださいますようお願い致します。その際にはお手数ですが、「脳ドックの結果での受診を希望」とお伝えください。尚、当日脳神経外科へご受診の際には、一度総合受付へお立ち寄り頂きますよう、お願い致します。

検査結果報告書イメージ